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子 育 て の 知 恵 袋 第11号
中央保育所からのメール配信サービス
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子どもは大人よりも抵抗力が弱く、風邪をひきやすいです。風邪症状の一つである熱ですが、子どもの場合、熱が出ても元気なことも多いですね。その理由として、子どもは大人に比べて平熱が高かったり、大人よりも熱を出す頻度が高いこと、発熱をしている実感がなかったりすることが考えられています。
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このメールマガジンでは、食事や健康、遊びや季節の行事、育児に関する情報を、ご家庭でも役立てるように毎月お届けします。
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ワンポイントアドバイス
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〇熱がある時の体温調節
熱がある時、手足が冷たく震えがある時は、熱が上がっているときの合図ですので、体を温めてあげましょう。逆に、熱が上がりきると手足は温かくなります。この場合は熱がこもらないよう、薄着にしましょう。急な発熱の時、家での対処は、氷のうや水枕で、首回りや足の付け根など、大きな血管が通っている場所を冷やすと効率よく体温を下げることができます。
おでこに貼って熱を和らげるものもありますが、あまり効果はなく、過去にはおでこに貼ったシートがずれて鼻や口をふさいだ窒息事故の報告がされています。
〇解熱剤の使い方
解熱剤の使用は、基本的には医師から処方されたもので、用法容量を守って使いましょう。子どもに使えない成分が入った薬剤もありますので、やむを得ず市販の解熱剤を使う場合には、必ず医師や薬剤師に確認し、指示どおりに使用しましょう。
〇熱性けいれん
生後6か月~5歳くらいまでの間に、急な発熱に伴って生じるけいれんです。通常38℃以上の発熱時で、急激に体温が変化するときに起こりやすく、8割は発熱後24時間以内に起こすといわれています。小児では一般的な病気です。
症状の出方はさまざまで、突然意識がなくなり、白目を向いて、身体をそらせるように硬くしたり、手足をガクガク震わせ、顔色が悪くなります。また、体の力が抜けて、ボーッとして意識がなくなるだけの場合もありますし、おう吐や失禁などもあります。持続時間はほとんどの場合、5分以内で自然に止まっていき、意識も次第に戻ります。
<けいれんが起きたときの対応>
1.まず落ち着く(体をゆすらない、大声で叫ばない、おさえつけない)
2.お子さんを安全な場所(周りに危険なものがない平らな場所)に横に寝かせる
3.お子さんの顔と体を横向きにし、唾や吐いたもので、息が詰まらないようにする(口に物をかませない)
4.お子さんの着ている衣類をゆるめる
5.可能なら、発作が始まった時刻や続いた時間、けいれん発生中の様子を記録しておく(近くにスマートフォン等があれば、顔を含めた全身が映る動画を撮るのもよいです。受診時に経過を説明する際に役立ちます。)
6.すぐに医療機関を受診する
※必ず救急車を呼ぶ症状※
・けいれんが5分以上続くとき
・1回の発熱でけいれんを2回以上起こす
・けいれんは止まったが意識がはっきりしない、顔色が戻らない
・手足がマヒしている
次のホームページ「こどもの救急」では発熱やけいれんなどお子さんの気になる症状から、夜間や休日などの診療時間外に病院を受診するかどうか、判断の目安が提供されています。ご活用ください。
→こどもの救急 https://kodomo-qq.jp/index.php
【参考】
・キッズドクターマガジン 子どもは熱があっても元気なのはなぜ?過ごし方のポイントは?
・キャップスクリニック こども病気相談室 実践しようホームケア こどもが熱を出した時の対処法。解熱剤の正しい使い方
・キッズドクターマガジン 子どもに熱があるときは解熱剤を使ってもいいの?
・一般社団法人 日本小児神経学会 Q20 熱性けいれんはどのような病気ですか?
・一般法人千葉市医師会 今月の健康コラム 落ち着いて対処を「熱性けいれん」
・白十字小児科医院 初めて熱性けいれんを経験した親御さんへ ひきつけたときどうしたらよいか
・国分寺市の小児科 小森こどもクリニック クリニックブログ 【熱性けいれん】お家で赤ちゃんが「けいれん」したときの応急処置(ホームケア)
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【発行/編集】 四街道市立中央保育所
【TEL】 043-423-0061
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