メールけいしちょうで配信された内容を自動転送しています。
警視庁や他県警察の刑事を名乗り、「詐欺グループを検挙した。」とか「あなた名義の銀行キャッシュカードを発見、押収した。」「あなたが詐欺グループにキャッシュカードを提供した疑いで逮捕状が出ている。」などと見知らぬ電話番号から携帯電話に架電され、その後詐欺被害に遭ってしまう事案が都内でも多発しています。
警察官が、緊急の必要から各個人宅や携帯電話番号に電話をすることはありますが、その際は必ず、所属、部署名、氏名、連絡先番号をお伝えしています。そして「申し訳ありませんが、折り返して頂けますか。そうすれば、私が本物の警察官かどうか確認が出来ますから。」とお伝えするのが一般的です。
携帯電話機からの架電も、警察が管理しているものは、表示された電話番号から『〇〇課の〇〇が使用の携帯電話機』と分かりますので、その番号だけでも警察署や都道府県警察本部に確認することが可能です。
また、この被害でも、犯人は「周りに人が居ない場所に行き、LINEのIDを伝えますので、ビデオ通話としてください。」などとLINEのビデオ通話に誘導していますが、本当の警察官はLINEを使って事情聴取をしたり、警察手帳や逮捕状を示すなどの行為は絶対に行いません。
この行為をした時点で、相手が詐欺だとはっきりしますので、すぐに電話を切ってください。
犯人は、この後「あなたが本当に関係していないかどうか口座履歴を調べるので、指定した口座に振込送金してください。」などと嘘を言い、お金をだまし取ろうとします。
番号登録したご家族や知人、友人などの番号以外の電話(非通知を含む)は、『不明な発信者を消音』や発信者識別アプリ等を利用して着信拒否設定などをしておけば詐欺電話に出てしまうリスクを減らせます。
偽警察官からの電話でお金をだまし取られる被害が全国で多発していますので、十分ご注意ください。
〈被害の状況〉
令和7年6月21日午後1時頃、JR中央総武線西荻窪駅から吉祥寺駅を進行中の電車内で、被害者の携帯電話に見知らぬ番号から電話が掛かってきた。
男は、警視庁の捜査二課の警察官を名乗り、「詐欺グループを検挙したところ、あなた名義の銀行キャッシュカードを発見、押収した。」「主犯格は〇〇〇〇という男だが、身に覚えはあるか。」「あなたも詐欺グループにキャッシュカードを提供した疑いで逮捕状が出ている。」などと伝えて来た。被害者は、即座に自分の身に覚えはない旨を伝えたが、男は「兵庫県警察が主管で捜査をしており、その者に代わります。」と言い、兵庫県警察の警察官を名乗る男に電話を代わった。
男は、被害者に「周りに人が居ない場所に行ってください。」LINEのIDを伝えるので連絡先に追加してビデオ通話にしてください。」などと誘導した。
被害者は、男の言うとおりLINEのビデオ通話が可能にして連絡すると、男は、警察手帳をビデオ通話で示した上で「あなたが本当に関与していないのか、口座の取引履歴を調べます。一度、指定した口座に振込送金をしてください。」「関係がないと判明すれば、すぐにお金を振込元の口座に返金します。」などと嘘を言い、本物の警察官からの電話であると信じた被害者は、合計数百万円を振込送金してしまったもの。
【問合せ先】武蔵野警察署 0422-55-0110
◎警視庁防犯アプリ「デジポリス」はこちらから
===================================
配信:安全対策課
むさしの防災・安全メールの登録・変更・停止はこちらから