霧島山(新燃岳):火山の状況に関する解説情報(第038号)

6月24日16時0分
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 6月20日から24日15時までの新燃岳の活動状況をお知らせします。新燃岳火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。

新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震は、やや多い状態で経過しています。
 
 新燃岳西側斜面割れ目付近では2022年2月の観測で地熱域のわずかな拡大が認められたものの、その後の観測では噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 新燃岳火口内では噴気及び地熱域の状況に特段の変化は認められません。
 
 GNSS連続観測では、昨年(2021年)12月頃から、霧島山を挟む基線において、霧島山の深い場所でのマグマの蓄積を示すと考えられる伸びが認められます。また、新燃岳を挟む基線においては、2022年4月頃からわずかな伸びが認められます。
 
 火山性地震がやや多い状態であり、火山活動が高まった状態となっています。今後の情報に注意してください。

弾道を描いて飛散する大きな噴石が新燃岳火口から概ね2kmまで、火砕流が概ね1kmまで達する可能性があります。そのため、新燃岳火口から概ね2kmの範囲では警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
 地元自治体等が行う立入規制等にも留意してください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)

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