冬休みが終わり、新学期がスタートしました。
子どもたちが登下校を行いますが、ぜひ皆様には子どもの安全のため、「見守りリレーの担い手」になっていただきたいと思います。
欧米では、自分で自分の身を守ることができない12~13歳くらいまでは登校時も含めて外出時に必ず大人が同行し、一人歩きをさせることはありません。
それに対し、日本では小学1年生になると地域を一人歩きするようになります。小学生が自分の身を守る力が乏しいのは日本も同じであるのにもかかわらず、です。
子どもを犯罪から守るためには、大人の眼が届かないところで子どもが1人になる「空白地帯」をなくすことが重要です。
そのために、最も防犯効果が高いのは、親や身近な大人が子どもに付きっ切りで一緒にいることですが、特に共働き家庭の場合などは不可能だと思います。
そこで、次にできることは、「見守り」です。
自宅やマンションの外まで親が一歩出て、子どもの姿を見守るだけでも防犯効果はぐっと高まります。
子どもが見えなくなるまで見送った先に、地域の防犯ボランティアの方や街の方がいらっしゃれば、「見守りのリレー」が継続され、子どもが登校するまで見守られ続けることになります。
仕事などのために、毎朝子どもを玄関先まで見送ることが出来ない方もいらっしゃるでしょう。
そのような場合に求められるのは、「地域力」です。
市内では、多くの防犯団体、防犯ボランティアの方が「地域力」を支えてくれていますが、団体に所属をしなくても、皆さんの心掛けひとつで、見守りリレーの担い手になることができます。
特に、1人で歩いている子どもには、「おはよう」「気を付けてね」とひと声かけてあげてください。
また、外出の際には、なるべく登下校の時間に合わせていただきたいと思います。
パトロールを行うことも、不審者を検索することも必要ありません。
大人のあなたが街を歩いてくださるだけで、子どもたちを守る安全バリアになります。
駅までの通勤時、健康のためのランニング、スーパーまでの買い物途中、愛犬の散歩などの際に、ぜひ「見守りリレーの担い手」としての意識を持っていただければと思います。
保護者や地域の皆さんによる見守りのリレーで、子どもたちの安全を守っていきましょう。
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