逗子市において特殊詐欺の被害が発生しました。皆様もご注意ください。

逗子市において、オレオレ詐欺(特殊詐欺の一種)が疑われる事案が発生いたしました。
被害にあった額は、300万円です。

被害にあった方のご家族から許可を得られたので、ご紹介いたします。
ご自身やご家族が同じような被害に遭わないようにご活用ください。

被害に遭った女性の携帯電話に着信があり、この携帯電話の番号は、子ども達にしか教えていなかったため、女性は子供たちからの電話と思って電話に出ました。

電話に出た男性は次男を名乗り、「女性とトラブルになり、示談金が必要となった。」という内容でした。
電話口の声に違和感はなく、次男の住んでいる場所、家族構成、妻の名前、さらには次男とその家族しか知りえない個人情報まで知っていたため、信じてしまいました。

当初、銀行振込を提案しましたが、「現金を直接手渡してほしい。」と頼まれたため、ATMに行き、合計300万円を用意しました。

電話を終えた後、念のため次男に電話をかけて事実関係を確認しようとしましたが、次男との連絡がとれないまま、現金を受け渡す日となり、次男ではない受取人と名乗る人物に現金を渡してしまいました。

その後、本物の次男と連絡がつき、詐欺だと分かりました。

詐欺の手口で注意点がいくつかあります。
1 子ども達しか知らないはずの携帯電話の番号に電話があった。
→ 犯人は、必ずしも固定電話にかけているものとは限りません。パソコン等を使ってつながる電話番号を探して連絡しています。
◎ この番号は家族しか知らないから家族に違いないと判断しないようにしましょう。

2 電話口の次男の声に違和感はなかった。
→ スマートフォンの電話口の声は本人の肉声ではありません。本人の声に近い合成音声であるため、本人でなくて似た声になってしまう可能性があります。
◎ 声だけで判断しないようにしましょう。

3 次男の住んでいる場所、家族構成、妻の名前、さらには次男とその家族しか知りえない個人情報まで知っていた。
→ 犯人が徹底的に情報を収集して詐欺を行ったと考えられますが、一般的な手口として犯人が言葉巧みに直接聞き出す方法があるので一例を紹介します。
女性トラブルの話が出たとき、女性から犯人に「○○(妻の名前)や□□(お子さんの名前)はこのことを知っているの?」等と伝えてしまう。現金の受け渡し場所の話になったとき、犯人から「車で受け取りに行きたい。会社の同僚と一緒に行くから駐車場に停めたい。近くに駐車場ってあったかな?」女性から「近くに新しくできたからそこに停めるといいよ。」犯人から「地図アプリで行きたいから住所を教えてほしい。」女性「××(住所)」と様々な方法で聞き出してきます。
◎ こちらから、名前や住所等の固有名詞を出さないようにしましょう。

4 電話終えた後、女性は念のため次男に電話かけて事実関係を確認しようとした。
→ 必ず本人に確認しましょう。今回は、本人に確認しようとしましたが、残念ながら確認ができませんでした。
◎ 本人に確認できるまで、信じないようにしましょう。

5 次男ではない受取人と名乗る人物に現金を渡してしまいました。
◎ 知らない人に現金を渡さないようにしましょう。

6 その後、本物の次男と連絡がつき、詐欺だと分かりました。
→ 結果として、女性は、一人で解決しようとしてしまい、詐欺被害に遭ってしまいました。急にこのような電話がかかってきたら詐欺を疑ってください。
◎ 一人で解決しようとせずに家族(この場合は長男や次男)や警察に相談してください。

お問い合わせ
逗子市経営企画部防災安全課
046-873-1111

※ 逗子市防災・防犯メールは配信専用です。

...
 
エリア登録するには、ユーザー登録してください

【逗子市】メール配信元

リアルタイムの情報収集には、以下の情報源から登録してください
  • 逗子市防災・防犯メール
  • 最新の【逗子市】の防災メール