感染性胃腸炎は通年で発生が見られますが、特に冬季に流行するため注意が必要です。
2025年1月17日に市内保育園より集団感染の報告があり,当該保育園においては、ノロウイルスが検出されています。
2025年第8週(2月17日から2月23日)における千葉県の小児科定点医療機関からの報告数は、『13.24』と2025年第7週(2月10日から2月16日)の報告数『10.02』より増加しています。
船橋市は、定点当たり報告数が2025年第8週(2月17日から2月23日)は『15.91』と、2025年第7週(2月10日から2月16日)の『13.18』よりさらに増加しており、保育園や社会福祉施設等での集団感染の報告も続いていることから、注意が必要です。
千葉県内で報告の多かった保健所は、香取保健所管内『23.0』、印旛保健所管内『18.9』、松戸保健所管内『17.3』です。
ノロウイルスは、一般的には症状は軽症ですが、高齢者や乳幼児の間で多発する感染性胃腸炎の主な原因物質として知られています。
カキなどの二枚貝にウイルスが蓄積し、その貝を十分に加熱しないで食べることで感染します。
また、ノロウイルスに感染した人のふん便やおう吐物にウイルスが存在しますので、不十分な手洗いにより、人から人へと感染していきます。
ノロウイルス、サポウイルス、アデノウイルスによる感染性胃腸炎に使用可能なワクチンはありません。
消毒用エタノールのみでは十分な効果を期待できないので、感染を予防するためには、食品類の十分な加熱、石けんと流水による手洗い、おう吐物、ふん便の迅速かつ適切な処理及び次亜塩素酸ナトリウム(塩素濃度約200ppm)等による汚染区域の消毒が重要です。
手指に付着しているウイルスを減らす最も有効な方法は、石けんと流水による手洗いです。
ノロウイルスは感染力が強く微量のウイルスで感染が成立することが特徴で、集団生活を行う高齢者施設や保育園などで、職員の手などを通じて抵抗力の落ちている人では重症化することもあり注意が必要です。
施設等における注意事項として、日頃から従業員の健康管理に注意してください。
施設内でふん便や嘔吐物を処理する時は、使い捨てのガウン(エプロン)・ビニール手袋・マスクを着用し、汚れた床や用具などは適正な濃度の次亜塩素酸ナトリウム等で確実かつ速やかに消毒してください。作業が終わったら、手をよく洗い、窓を開けて、十分に換気をしましょう。
〇関連リンク
・船橋市ホームページ ノロウイルスによる感染性胃腸炎の集団感染について
・船橋市ホームページ ノロウイルス等による感染性胃腸炎に注意
【お問い合わせ】船橋市保健所健康危機対策課結核感染症係
電話番号:047-409-2867
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