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被害者(30代女性)は、自宅にいたところ警察官を名乗る男から、携帯電話に連絡があり、「あなたが犯罪に関与しており、逮捕状が出ている」などと言われて驚いてしまい、その際「家族から離れた部屋に移動するよう」伝えられました。
別室に移動すると、そこでLINE(ライン)等のビデオ通話に誘導され、偽の警察官が偽の警察手帳を示したことで、その電話内容が真実であると思い込んでしまいました。
警察はLINE等のビデオ通話で警察手帳を示したり、逮捕状を示すことは絶対にありません。犯人は別室に移動を指示していますが、家族に「変だな」と気付かれないための措置で、これに従ってはいけません。
「不正に得た現金でないことが確認できれば返金し、逮捕もしません」も真っ赤な嘘です。
こうした電話には、「確認しますので、あなたの所属と連絡先をお願いします」とハッキリ伝え、電話を切ってください。
【被害の状況】
令和7年5月23日午後3時頃、武蔵野市境のマンション居室にいた女性の携帯電話に、警視庁特捜本部の警察官を名乗る男から「あなた名義の携帯電話が不正利用されています。」などと電話がかかってきた。
さらに「〇〇(被害者)名義で契約されている携帯電話を利用していることが判明し、逮捕状が出ている。今すぐ家族から離れ1人になれる部屋に移動してください」などと言われた。犯人の言うとおりに別室に移動すると、その場でLINEのビデオ通話に変更させられ、そこで動画上で相手が警察手帳を示したことで、被害者はすっかり本物の警察官で、相手の言うとおりにしないと逮捕されてしまうと思い込んでしまった。
さらに男が「被害金があなた名義の口座に振り込まれている」「嘘をついても無駄だ」「今すぐ逮捕してもいいんだぞ」などと脅すような言動の後に、上司に代わると言い、別な男がLINEビデオ通話で話し始めた。
その男も同様に、被害者名義の口座がマネーロンダリング、薬物事犯の受け皿口座になっており、潔白を証明するには、被害者が所持する資金を確認する必要があり、警察が管理する口座に振込送金しろなどと強く申し向けてきた。そして「今から指示する口座に〇〇万円を振り込んでください。不正に得た現金でないことが確認できれば返金し、逮捕もしません」などと警察官を装った男が言い、逮捕されたくない一心から、男の言った口座宛にインターネットバンキングシステムを利用して送金を行ったもの。
【問合せ先】武蔵野警察署 0422-55-0110
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配信:安全対策課
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