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この架空料金請求詐欺では、最初に自動音声で「携帯電話が有料サイトに登録されている。」「不審な契約の場合は1を押してください。」などとかかってきます。
1を押すと、NTTファイナンスを名乗る者につながり、「現在使用する携帯電話で5つの有料サイトに登録がある」「その1つに未納金と支払超過金があり、30万円払う必要がある」「覚えがなければ調査をしますが、一旦30万円支払う必要があり、確認が取れ次第振込金の95パーセントは返金、5パーセントは調査料とされます」などと言われますが、これは全て嘘の架空料金請求詐欺です。
被害者は、「95パーセントの返金」というワードに『殆どが返金されるのならいいか』という心理にさせられますが、これが詐欺のトリックだと気付いていれば、こうした架空料金請求詐欺の被害は事前に防ぐことができます。
犯人は。最初にお金を振り込んだことで、この被害者はもっと「ダマせる」ということを確認し、さらに次々と嘘を重ねてお金を振り込ませようとします。
こうした電話で犯人と話してしまった場合でも、アクションを起こす前にまずは家族や知人、警察に相談してください。
〈被害の状況〉
令和7年6月26日午後2時50分頃、自宅にいたところ、被害者の携帯電話に自動音声で、NTTファイナンスから「現在使用している携帯が有料サイトに登録されています。」「不審な契約の場合は1を押してください。」との連絡が入った。そこで指定された番号を押すと、自動音声ではなく同社の社員〇〇〇を名乗る男性が出て「現在使用している携帯電話で5つの有料サイトで登録があります。」「そのうちの一つが『プライム』というサイトで未納金と支払超過金で合計30万円支払う必要があります。」「覚えがないのなら、こちらで調査をしますが、一旦30万円を振込む必要があり、確認が取れ次第、振込金の95パーセントは返金されますが、5パーセントは調査料として頂きます。」などと説明された。
被害者は、振込金の95パーセントが返金されるのならばと思い、男に指示された口座に銀行ATMから30万円を振込送金してしまった。
同日午後4時半頃、同じ男から「調査の結果、プライムという有料サイトにアクセスした記録はありませんでした。」「個人情報が漏れているということなので、こちらで個人情報保護機関に調査依頼をしています。」「調査依頼をしているので、あなたにも守秘義務があります。」「あとで個人情報保護機関から連絡があります。」という電話がかかって来た。
同日午後6時頃、個人情報保護機関を名乗った〇〇〇〇から携帯電話に連絡があり、「調査の結果他に2件有料サイトへの登録があり、合計50万円の未納金、超過金が生じています。」「サイトの運営会社が訴訟を起こしているが、このまま支払わずに裁判をするか、50万円を先に支払えば無関係と判明すれば95パーセントが返金され、5パーセント調査料として頂きます。」旨の説明があり、相談者は、先と同じく現金50万円を振込送金してしまった。
さらに翌27日午後11時50分頃、個人情報保護機関の〇〇〇〇を名乗る者から「あなたが有料サイトと関係がないことが判明したので返金手続きを進めています。」「7月8日に78万円をあなたの口座に振り込みます。」などと言われたが、差し引かれるべき金額が異なっていたためおかしいと感じ、警察に相談したことから被害が発覚したもの。
【問合せ先】武蔵野警察署 0422-55-0110
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配信:安全対策課
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