桜島:火山の状況に関する解説情報(第055号)

6月7日16時10分
福岡管区気象台 鹿児島地方気象台

<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>
 桜島では、3日13時頃から観測されていた山体膨張を示すわずかな地殻変動は概ね解消されました。

桜島島内に設置している傾斜計及び伸縮計では、3日13時頃から山体膨張を示すわずかな地殻変動が観測されていましたが、本日(7日)14時01分に発生した南岳山頂火口の爆発により、概ね解消されました。この爆発では、噴煙は火口縁上2500mまで上がり、弾道を描いて飛散する大きな噴石は8合目(南岳山頂火口より500から700m)まで達しました。
 
 桜島では、姶良カルデラ(鹿児島湾奥部)の地下深部にマグマが長期にわたり蓄積した状態であり、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量も概ね多い状態であることから、今後火山活動が活発化する可能性があります。今後の火山情報に注意してください。

南岳山頂火口及び昭和火口から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るため注意してください。
 爆発に伴う大きな空振によって窓ガラスが割れるなどのおそれがあるため注意してください。なお、今後の降灰状況次第では、降雨時に土石流が発生する可能性がありますので留意してください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)

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