阿蘇山:火山の状況に関する解説情報(第026号)

3月20日16時0分
福岡管区気象台

<火口周辺警報(噴火警戒レベル2、火口周辺規制)が継続>
 3月13日から20日15時までの阿蘇山の活動状況をお知らせします。

阿蘇山では、火山性微動の振幅が7日以降小さくなっており、中岳西山腹観測点南北動成分の1分間平均振幅で、概ね0.5マイクロメートル毎秒以下で推移しています。
 
 中岳第一火口では、白色の噴煙が最高で火口縁上900mまで上がりました。
 同火口で、3日に高感度の監視カメラで火映を観測しましたが、4日以降は観測していません。

 GNSS連続観測では、深部にマグマだまりがあると考えられている草千里を挟む基線において、2023年1月頃から縮みの傾向がみられています。
 
 火山性微動の振幅が時々大きくなるなど、火山活動の高まりがみられるため、中岳第一火口から概ね1kmの範囲に影響を及ぼす噴火の可能性があります。

中岳第一火口から概ね1kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に警戒してください。
 風下側では、火山灰だけでなく小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。また、火山ガスに注意してください。
 地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。

火山の状況に関する解説情報(詳細)

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