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本年4月から、それまでオレオレ詐欺手口の中の「警察官騙り」と言われていた手口が新たに「ニセ警察詐欺」と分類されました。
このニセ警察詐欺と(1)警察官、検察官等の捜査機関をかたっていること。(2)携帯電話機 や預金口座等の不正利用等を理由として被害者自身に犯罪の嫌疑がある旨を申し向けていること。(3)被害者の嫌疑を晴らすための捜査名目(優先調査や資産回避等の理由を含む)として金銭を要求していること。の3つの要件を全て満たす必要がありますが、今回の被害はまさにこの態様で行われました。
最初は、銀行のカードローン担当者を名乗る者から電話が携帯電話に入り、「2ヶ月間の滞納がある。」旨告げられ、警察に電話が転送されました。転送先の人物は警察官を名乗った男で、「あなたに対し被害届が出ている、あなたは容疑者になっているので1週間ほどあなたの事をビデオ監視します。」などと言われました。
さらに、検事を名乗る男に電話が転送されて、「逮捕状が19件出ているが、調査に応じれば逮捕されずに済むので2時間おきに連絡とネット規制に応じるように。」と告げられます。
その後、再度警察官を名乗った男に転送され、「調査には保釈金として〇〇〇万円が必要。」と申し向けられ、複数の消費者金融から言われた合計金額を借り入れた被害者は、犯人が指示した口座宛に保釈金名目で振込送金してしまいます。
この被害は、ニセ警察詐欺の要件が全て当てはまっています。警察官をかたり、被害者に犯罪の嫌疑がかかっていると告げた上、調査に応じれば逮捕されないが、その調査の保釈金として金銭を要求しており、これがニセ警察詐欺の典型なのです。
そもそも、被害者に対し、何の嫌疑があるか不明な上、ビデオ監視をするなど告げた後に、今度は検事が出てきて逮捕状が19件出ているが、調査に応じれば逮捕されないが、その保釈金が必要だと告げるなど、もはや話がめちゃくちゃになっています。保釈金とは、勾留されている被告人について住居限定や保証金の納付を条件として身柄の拘束を解く制度で、逮捕されないために支払うお金ではありません。
人は、自らの身に突然降りかかってきた話に驚愕したり、慌てたりした際に冷静な判断ができなくなってしまい、ニセ警察詐欺の犯人は、こうした人間心理につけ込んでいるのです。
何があっても、驚いたり慌てたりしないでいられる人などはいませんが、相手の話を即鵜呑みにしたりせず、確認の意味で言われたことを複数質問してみてください。警察職員をかたったならば、もう一度お聞きしますが、「〇〇警察のどなたですか。」「私に出ている逮捕状の罪名はなんですか。」「調査に応じない場合はいつ逮捕されますか。」など、犯人に質問していると自然と落ち着いてきて、その内容の不自然さに気がつくはずです。どんな人でも、驚いたり慌てたりすれば冷静な判断ができなくなることを覚えておいてください。
《被害の状況》
令和8年4月2日自宅にいたところ、都市銀行のカードローン担当者を名乗る男から電話があり、2ヶ月間の滞納があると言われ、そのまま京都府警察に転送された。
その後、転送されて電話に出た者は京都府警察を名乗る男で、「あなたに対し被害届が出ている。あなたは容疑者になっているので、1週間ほどあなたの事をビデオ監視する。」などと言われた。
また、検事を名乗る男にも電話が転送され、「逮捕状が19件出ている。調査に応じなければ逮捕されずに済むので、2時間おきの連絡とネット規制に応じてください。」と言われた。
さらに続けてニセ検察官から「調査には保釈金として数百万円が必要だ。」と言われた。そして、ニセ警察官からネットで消費者金融から借りる事ができると言われ、被害者は消費者金融数社から合計数百万円を借り、指定口座に振込んだ。
被害者はお金を振り込んだ後も電話をニセ警察官と繋いだまま生活し、4月8日にニセ検察官から「千葉県警の人が逮捕され、あなた名義のカードが出てきた。そのカードが犯罪に利用されたので、追加で調査の費用がかかる。」と言われたので両親から数百万円を借り、指定された銀行口座に数百万円振り込んだ。ビデオ監視は4月10日まで続き、4月23日の昼頃まで自分の行動をメッセージで送信し続けていた。
4月23日の昼頃、被害者は自宅で、調査が終了した旨のメッセージを受け取り、その後ニセ警察官から電話で「調査が終わりました。最寄りの警察署に行って、対応してもらって下さい。」と言われたことから、警察官に一連の状況を伝えたところ詐欺被害であると判明したもの。
【問合せ先】武蔵野警察署 0422-55-0110
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配信:安全対策課
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